リンパドレナージュ

リンパドレナージュとは何か?
**リンパドレナージュ(Lymph Drainage)**とは、
👉 体の中を流れる「リンパ液」の流れをやさしく促す手技療法です。
強く揉んだり押したりするマッサージとは違い、
皮膚を軽く動かす程度の圧で行うのが最大の特徴です。
そもそも「リンパ」とは?
① リンパ液の役割
リンパ液は、主に次の働きをしています。
- 体内の老廃物・余分な水分を回収する
- 免疫機能(細菌やウイルスへの防御)を担う
- 血管に戻りきらなかった水分を回収する
👉 つまり、**体の「下水道」+「免疫システム」**のような存在です。
② リンパの流れの特徴
- 心臓のようなポンプがない
- 筋肉の動き・呼吸・皮膚の動きで流れる
- 流れがとてもゆっくり
そのため、
- 運動不足
- 長時間同じ姿勢
- ストレス
- 加齢
などで、簡単に滞りやすいのです。
リンパドレナージュで何が起こる?
リンパドレナージュを行うと、次のような変化が起きます。
① むくみの軽減
余分な水分が回収され、
- 足のだるさ
- 顔や手足のむくみ
がスッキリしやすくなります。
② 老廃物の排出促進
疲労物質が流れやすくなり、
- 慢性的なだるさ
- 重さ
の改善につながります。
③ 自律神経が整いやすい
非常にソフトな刺激のため、
- 副交感神経が優位
- リラックス効果が高い
👉 眠くなる方が多いのも特徴です。
④ 免疫機能のサポート
リンパ節の働きが活性化し、
体の防御力を保つ環境づくりに役立ちます。
なぜ「弱い圧」なのか?
リンパ管は、
- 皮膚のすぐ下(約1〜2mm)
- とても薄く壊れやすい
そのため、
- 強く押す
- 深く揉む
と、逆にリンパの流れをつぶしてしまうことがあります。
👉 「物足りないくらい」が正解です。
一般的なマッサージとの違い
| 項目 | リンパドレナージュ | 一般的なマッサージ |
|---|---|---|
| 圧 | 非常に弱い | 中〜強 |
| 目的 | 流す・排出 | 筋肉をほぐす |
| 主な対象 | 皮膚・リンパ管 | 筋肉 |
| 反応 | 眠気・リラックス | スッキリ感・痛気持ちいい |
どんな人に向いている?
特におすすめなのは、
- むくみやすい人
- 疲れが抜けにくい人
- デスクワークが多い人
- ストレスが強い人
- 運動量が少ない人
- 肩こり・腰痛が「重だるさタイプ」の人
👉 **「流れが悪いタイプの不調」**に向いています。
注意点(重要)
以下の場合は、必ず専門家に相談が必要です。
- 感染症・発熱時
- 悪性腫瘍の活動期
- 心不全・腎不全
- 血栓症
まとめ(ひとことで)
**リンパドレナージュとは、
「体を強く変える」のではなく、
「体が本来持っている流れをそっと助ける施術」**です。

